名振（宮城県石巻市雄勝町）
名振
現・宮城県石巻市雄勝町（1889-十五浜村／1941-雄勝町／2005-石巻市）
区域：第4区（沈水海岸）
湾形：乙類第五（湾内U字）
明治三陸津波（1896）
波高：
死者：
流失倒壊戸数：31戸
再生形態：
昭和三陸津波（1933）
波高：3.5m
死者：
流失倒壊戸数：10戸
家屋流失倒壊区域（坪）：3000坪
浸水家屋：100戸
再生形態：
移動戸数：26戸
達成面積（坪）：2058坪
「被害が少なかつた爲か、集團移動地を建設し、11戸分の割當は済んでゐたが、移動終了は2戸のみで、他の一戸は共同建設地外の自分の所有地に移つていた。死傷者もない、被害の少なかつた村々にも、一律に當時縣の指令によつて、村當局が復興地のみを建設しても、移動の痛感を誘うまでに至らなかったのもあったかと思う。」（Y1943／p.14）
「総戸数1305戸中5割3分が漁業者であるが船越にては130戸中93戸、荒は25戸中21戸、名振は110戸中84戸、熊沢は28戸中23戸が漁業者である等、1町村内に於いても、漁業者数は海濱聚落に偏在するから、町、村営にて聚落移動を計画或は實施する場合、聚落別に種々な意味をも含めて、熱心な時と然らざる場合とがある。」（Y1943／p.154）
チリ地震津波（1960）
fig.名振：1947航空写真（国土地理院）
fig.名振：1977航空写真（国土情報ウェブマッピングシステム）
fig.名振：震災津波前の航空写真（日本地理学会 津波被災マップ）
fig.名振：2011津波遡上範囲（日本地理学会 津波被災マップ［速報］）
