宿浦（宮城県気仙沼市唐桑町）
宿浦
現・宮城県気仙沼市唐桑町（1889-唐桑村／1955-唐桑町／2006-気仙沼市）
区域：第4区（沈水海岸）
湾形：乙類第五（湾内U字）
明治三陸津波（1896）
波高：2.2m* *2.2m（C1934）
死者：36人
流失倒壊戸数：19戸
再生形態：
「明治29年には海岸に並んでいた宿の起りにふさはしい1画が浸水し、一部は高地へ移ったと伝へている。」（Y1943／p.18）
昭和三陸津波（1933）
波高：1.3m* *1.30m（C1934）
死者：* *4人（C1934）
流失倒壊戸数：9戸* *29戸（C1934）
家屋流失倒壊区域（坪）：2050坪* *0.68ha（C1934）
浸水家屋：54戸* *15戸（C1934）
再生形態：集団移動
移動戸数：23戸
達成面積（坪）：1859坪
「要移轉戸數23戸、集團移轉戸數16戸にして、敷地造成面積 1280坪、現時版より最大2.4mの地盤をなし、明治29年津浪面上1.10m以上、昭和8年津浪面上2.30m以上とす。」（C1934）
「宮城縣に於て前掲縣令第二條第二項の規定に依り建築禁止區域を指定したる町村」（C1934）
「御崎岬の裏になつているので、波高は3m餘に達していたが、被害は激しくなかつたらしい。」（Y1943／p.18）
チリ地震津波（1960）
fig.宿浦：1933津波後の航空写真（C1934）
fig.宿浦：1933津波後の復興計画（C1934）
fig.宿浦：1948航空写真（国土地理院）
fig.宿浦：1975航空写真（国土情報ウェブマッピングシステム）
fig.宿浦：震災津波前の航空写真（日本地理学会 津波被災マップ）
fig.宿浦：2011津波遡上範囲（日本地理学会 津波被災マップ［速報］）
